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原発事故、気になる事 [時事ネタ]

今回の原発事故の件、テレビなどから伝わってくる情報、ちょっと気になるんですよねぇ。
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一言で言えば、なんか隠している・・って言う感じ。

1つ目の気になる点は、放射線の測定データを細かく公表しない事。

枝野官房長官は、必死で問題ないです・・って言ってるけど、だったらもっと細かく放射線の測定データを公開すべきですよねぇ。 発表してるのは、第一原発の敷地の境界での計測データを何度か公開した位でしょ。 こういった時って、絶対もっと色々な所で定期的に測定しますよね。 私が、原子炉の管理の仕事してたら、最低でも平時は1時間間隔とかで測定しますし、こういった有事には常時モニターを続けますよ。 東電や政府はぜったいそのデータを持ってる筈なんです。 そして、その値がどう変化してるのか、その変化にはどういった意味があるのか・・を説明するのが、原発を管理してる人達の、国民に対する最低限の情報公開だと思うんですけど。


2つ目は、福島ではなく宮城の女川原発で21マイクロシーベトの放射線量を測定したというニュース。

テレビでは、21マイクロシーベルトなら、人体にはほとんど影響ないから大丈夫だし、女川原発の排気塔のモニターの数値は低いから、女川原発に異常は無い・・と言っていますよね。 これは、ウソじゃないと思うんです。 でも、じゃこの21マイクロシーベルトの原因は何なの?、という事です。 法令で、5マイクロシーベルトを超えたら国に通知しなければならないという事ですから、21マイクロって明らかに異常値ですよね。 通常の自然な状態ではあり得ない数値って事です。 当時の風向きは南から北の方向に吹いていたという事ですから、福島第1原発の爆発などの時に放出された物が漂ってきたと考えるのが普通ですよね。

で、福島と宮城の原発の距離を地図でざっと見てみると、100~120キロ程離れているんですよね。 風の流れる方向は、濃度が濃くなるとは言え、100キロと言えば、避難命令や勧告が出ている10キロ、20キロを遥かに超えた距離なんですよね。 原発から21キロ付近の人は避難命令も勧告も出てないので、震災を逃れた人は、そのまま普通に生活している可能性もあるワケでして・・・。 

もし、本当に10キロ、20キロ圏内の人だけ避難すれば問題ないなら、北西南方向の10キロ、20キロ地点での放射線量を公表すべきだと思うんですよね。


3つ目の気になる点は、トラブっている原子炉に水を注入しても水位が下がっている・・という話が良く出てくる事。

普通に考えれば、穴の開いてない容器に水を入れればそのうち水は一杯になりますよね。 炉芯がまだ高温なので、どんどん蒸発しちゃって減っている・・というなら理解できます。 でもその場合、今度はその水蒸気はどこ行っちゃったの??という疑問です。 炉内が高圧になり過ぎるると、時々ベント操作で外に排出してるって言いますけど、水が水蒸気になったら、もの凄い体積量になります。 温度や圧力によって違いはありますが、ざっと1700倍位。 海水を注ぎ続けているのに、どんどんそれが水蒸気になっていたら、もの凄い体積になります。 時々ガス抜きすれば済むレベルじゃないと思うんですけど。 

これって、みんな不思議に思ってるんじゃないでしょうか? まさか、原子炉って掘っ立て小屋みたいな作りで、炉の底は地面に直接接していて、中で排出した水は地面に吸い込ませる仕組みになってるワケじゃないですよね。

個人的には、なんで記者会見の時に、記者はこの3点を東電や原子力安全・保安院に聞かないのか不思議でなりません。 

後になってから、実はとんでもない事態が起きていました・・と言うのだけは勘弁して欲しいんですけど。。。 なんか不安なんですけど。。。

      


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