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コーヒー版不都合な真実 [B級グルメ]

11029730.gif コーヒー版 不都合な真実、とも言えるような映画が公開されるようですね。

題名は、その名もズバリ 「おいしいコーヒーの真実」

予告編はこちら ↓

このBlogを常に読んでいただいている方ならご察知の通り、フェアトレードコーヒーに関する映画のようです。 コーヒー好きな私にとっては、大いに興味のあるテーマなので、ぜひ観に行きたいと思います。 

あっ、この Blog は初めてで、フェアトレードって何、という方がいるかもしれないので、簡単に説明しますね。 詳細はこの Blog の最後に記載した各リンク先を見ていただくとして、一言で言えば、コーヒー生産者に対しても、ちゃんと対価を支払おう(支払わせる)という活動だと思えば良いと思います。

コーヒーは、アフリカ、中米、アジアの熱帯地域のコーヒー農家によって作られていますよね。 で、そういった農家から、コーヒー豆を買い付けてくる仲買業者がいるワケですが、彼らが異常に安く買い叩くので、コーヒー農家の人たちはコーヒーを作っても作っても生活が楽にならないという話しです。 彼らは、奴隷のように働いても、子供を学校に行かせるお金もたまらないんだとか・・・。 資本主義の冷酷な面が牙をむいている場面なのかもしれませんね。 なので、そういった悪徳業者(?)の手を介さずに、直接コーヒー農家に適正な対価を支払った上て流通している豆(フェアトレードコーヒー豆)を選びましょう・・・という話です。

一方、フェアトレードは、ある意味資金援助の様なものなので、現地の農家を甘やかせてしまい、結局彼らの自立を妨げているだけだ・・・と言う人もいますね。 日本政府から補助金を受けている業界が、国際競争力に欠けるという点からみても、それは言えるかもしれません。 でも、程度問題だと思うんですよね。 コーヒー農家の人達が、山の中にこっそり豪邸建てて酒池肉林の生活を送っているのなら、フェアトレードなんていらないと思いますが、現実はそうではないですよね。 まぁ、私も現地を回ってきたわけではないので、正確な事は言えないのですが、こういった関連の様々な情報に接していれば、中(あた)らずと雖(いえど)も遠からずの事は分かると思います。

ちなみに、こういった問題に初めて接する人の中には、ショックをうけて、「オレ、明日からコーヒー飲むのやめます。」 なんて言う人もいます。 でも、よく考えるとそれが最適な手段とは言えないと思います。 なぜなら、コーヒーが売れなくなれば、それに関わる各企業の利益が減るので、ますますコーヒー農家へ値下げ要求が強まりますから。 コーヒーが売れなくなった時、資金力に余裕のある仲買業者やコーヒーチェーン店などなら、最悪業態チェンジ等で生き延びられますが、資金をほとんど持たない現地の農家は、飢えるだけになっちゃいますよね。 要は適正配分なんだと思います。

個人的には、美味しいコーヒーを安く飲みたいのは当然ですが、コーヒー農家が生計を立てられないほど安くなくても良いと思います。 結局コーヒー農家が消えてしまえば、コーヒーを飲めなくなるのは私達なのですから。 生産者、流通業者、消費者のそれぞれが、適正な利益(メリット)を享受できるような仕組みが必要ですよね。 その方法のひとつが、フェアトレードのコーヒー豆を購入する事なのだと思います。

何気ない一杯のコーヒーの中に、地球上の様々な現実が凝縮されているワケですよね。 この Blog を読んでしまったあなたは、もうこの現実を知らないとは言えませんよね。 それでも、何もしないままでいられます?

参考リンク集

     映画『おいしいコーヒーの真実』

 


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