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今回の震災で建物の倒壊が少ない理由と大津波の原因 [日記]

しかし、今回の震災、津波の被害は非常に大きいものでしたが、建物の倒壊による被害は、マグニチュード9という地震の大きさのわりに被害が少ないと思いませんでしたか? 変な話、数年前に騒ぎになった耐震偽装のマンションなんて崩れてしまっても仕方が無い様な揺れだったと思います。

実際、震源地から少し離れた栃木県あたりでも震度7だったと言うのですから、震源にもっと近い場所はもっと激しく揺れたと思うのです。 となると、日本の建築物の耐震強度はかなり高く安心だ・・と思ってしまいますよね。 でも、神戸の震災以降に建てられた建物なら話は別ですが、そんなに急に全ての建物の耐震強度が上がったとは思えません。 当然神戸の地震以前に建てられ、そのまま耐震補強をしてない建物もまだ多い筈ですよね。 なので、ちょっと不思議だなぁ・・と思っていたのですが、NHKの サイエンスZERO 見て、その疑問が解消されました。
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今回の地震は、神戸の地震よりはるかにエネルギー量は大きかったのですが、地震の揺れの周波数成分が違ったのだそうです。 簡単に言えば、神戸の地震の方が建物が壊れやすい周波数成分が多かったという事です。 地震そのものは、今回の方が大きかったのですが、何故か建物の倒壊に繋がる周波数成分が少なかったので、建物その物が壊れるケースは少なく、棚から物が落ちる様な被害が増えたと言う事だそうです。 なので、日本の建物の耐震強度が優れていたという事ではないのだそうです。 変な言い方ですが、不幸中の幸い・・と言うか、単にラッキーなだけ、という事の様です。 今回の地震の揺れが、神戸の地震と同じ様な周波数成分だったら、津波の被害だけでなく揺れによる建物の倒壊の被害も広がったというワケです。

また、津波が想像を絶するほど大きくなった仕組みも分かりました。 津波の大きさから推計すると、海底面が55メートル位ズレなければ発生しない筈だが、M9クラスの地震の場合、20メートル程度のズレが妥当な量なんだそうです。 そうすると、別に津波が大きくなる理由がある筈です。 それが、海底の堆積物のひび割れ(断層)と推測されているそうな。 (詳しいメカニズムを知りたい人は、番組の再放送が4月7日と14日にあるので、それを見てくださいね。)

もしこの仮説の正当性が裏付けられ、今後東海沖などでも同様の断層が見つかれば、東海沖でも大津波になる可能性が考えられますね。 今後の、研究者の皆さんの調査に期待したいと思います。 こういった予算は、仕分けしてほしくないですね。

       

 


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