Steve Jobs と Eric Schmidt の２ショット写真 [日記]
面白い写真を見つけました。 これ、誰だか分かります？
って、今日のＢｌｏｇのタイトルを見てたらバレバレなんですけどね。（笑）
黒いシャツを着て、こちらを向いて、手を広げているのは、アップル社のスティーブ・ジョブズＣＥＯ です。 青いシャツを着て、話を聞いているのは、グーグル社の エリック・シュミットＣＥＯ です。 紙コップの感じや店内のオレンジ色ランプの感じから推測するに、場所はどうやらスタバのテラス席っぽいですね。
日本で、こんな大企業の最高経営責任者同士が、カフェでお茶してるなんて、まず考えられないですよね。 少なくとも、この二人が何者か知らない人が、この様子を見ても、単なるオッサン二人がお茶してる様にしか見えませんよね。
何話してるんですかねぇ。。 写真の記事には、技術の話をしていた・・と書かれていますね。 ちょっと立ち聞きしてみたい気がしますが、おそらくそれが出来ても、最先端すぎてさっぱり分からないんだろうと思います。 この２社って、携帯電話のビジネスでは、競合同士ですよね。 そしてＩＴ技術で世界をリードする大企業です。 その２社のエンジニア出身のＣＥＯ同士が、こんなオープンカフェでテクノロジー談義をしてるなんて、なんかスゲェなぁと思います。
まぁ、シリコンバレーでは、こんな光景たまに見かける・・と言いますからね。 私のある知人も、シリコンバレーの中華料理店で昼飯食べてて、ふと横のテーブルを見たら、ジェームズ・ゴスリン氏がメシ食ってたんだよ・・・と興奮しながら話してました。 ゴスリン氏だって人間ですから昼飯くらい食いますよね。 でも、ソフトウェアのエンジニアにとって、ゴスリン氏は神様みたいな存在ですから、ビックリしてしまったのでしょうね。 ちょうど、日本のサッカー少年が、サッカー競技場の近くで食事をしてたら、中村俊輔選手に出くわしてしまったような感じ。
それと、二人とも日本人の感覚から言えば、既にとてつもない額の財産を持ってるのに、服装がユニクロで売ってそうな感じなのがイイですよね。 東海岸の会社のＣＥＯなら、きっと二人とも高級なスーツを着てるんでしょうけど。
・・・・・・・
あ、話はちょっと変わりますが、ちょっと前に、キリンとサントリーの合併話が流れましたよね。 あれ、個人的には、無理に合併しても統合時に苦労するんじゃないかなぁ・・と思っていました。 合併話が流れた理由は、統合比率で合意できなかった・・という話ですけど、もしそれで合意して１社になっても、企業文化が違いすぎるんじゃないか・・と思っていたのです。 まぁ、どちらも勤務経験は無いので、推測なんですけどね。
キリンは、ご存知の通り三菱グループの１社ですよね。 財閥系ですから、良くも悪くもお堅い企業文化だと思います。 決済が必要な案件は、きっと下から順番にきちんと上げてゆくんじゃないでしょうか。 一方サントリーは、大阪の同族会社で、何事も失敗を恐れず、やってみなはれ・・という企業文化ですよね。 決済が必要な案件は、場合によっては直属の上司をすっ飛ばして、更に上の上司に話をしてしまう・・なんて事もありそうなイメージです。 もちろん、それぞれ長所・短所がありますから、どちらが良いとは簡単には言えないと思います。
そして、この飲料系２社の合併話、米国の ＩＴ企業で言えば、東海岸の代表的な企業 ＩＢＭ社と、西海岸の アップル社が合併するイメージなんだと思います。 各種案件の決済の仕方以外にも、社内用語も違うと思います。 一方の企業の人が当然だと思っている事が、もう一方の企業の人には信じられない事だって多いと思います。 このあたりは、転職したり、様々な企業に派遣された経験がある方なら分かると思います。
なので、この２社の合併のニュースを聞いた時には、大丈夫かなぁ・・と思っていました。 企業の合併というと、ビジネスモデルや商圏、顧客、規模の経済性などにばかり注目が集まりやすいですが、企業文化の違いもよく考えて相手を選ばないと大変だと思うのでした。
そしてシリコンバレー系の企業は、どこも似たような企業文化ですから、その中での合併であれば、まぁ上手く行く可能性も高いのかな・・と思います。 まぁ今すぐアップルとグーグルが一緒になるなんて事は無いと思いますが、変化の激しい業界ですから、数年先はどうなるか分かりませんよね。 案外、この写真が面白い展開のきっかけの１場面を切り取っていたりしてね。
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