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ワンコイン MP3 プレイヤー [日記]

MP3プレイヤーも大分安くなりましたね。

私が初めてMP3プレイヤーを買ったのは、10年近く前。 購入したのは、富士通製のこれ。 当然、今はもう使ってません。 何年も前に廃棄処分されています。 いくらで買ったかも覚えていませんが、定価が3万9千円ですから、おそらく3万円位で買ったのでしょう。 これ、大きさや重さは、ポータブル型のMDプレイヤーとほとんど同じ位でした。 スペックは覚えていませんが、Web上の記録をみると、メモリーは32MBのメモリーカードが2枚で64MBと書いてあります。

そういえばこれ、1曲が長い音楽データを入れる時に、少し使い難かったのを思い出しました。 全体では64MBですが、32MBの所に区切りがあるので、20MBのファイルなら2つしか入りません。 ちょうど6畳サイズの部屋が2つあるので全体では12畳分の広さがある家だとしても、4畳サイズのテーブルは2つしか入らないのと同じです。 まぁ、そんなにファイルサイズが大きくなるような長い曲を入れることは、滅多にありませんでしたが。。

でも、当時のプレーヤーは容量が少ないので、各セグメントに余ったメモリースペースをひとまとめにすれば、あと1曲入れられるのにぃ・・・と思った事はありますね。 MP3にエンコードする時のビットレートの設定次第で、入れられる音楽の長さは変わりますが、標準的なビットレートの128Kbpsにすると64MBで約1時間程度でした。 お気に入りのアルバムの最後の1曲がギリギリで入るのと、入らないのとでは、やっぱり随分印象が違いますよね。

今、冷静に考えれば、当時だったらMDプレイヤーの方が、気軽にメディアを差し替えて簡単に曲を入れ替えできるので便利だと思うんですが、なんでMP3プレイヤーを買ったのか思い出せません。 まぁMP3は、PCで曲を管理しているので、自分の好きな順に曲を並び替えたり、その日の気分で自作のアルバムを作れるのが気に入ったのかもしれません。 MDの場合、それをするには、その都度CDから曲を1曲ずつ録音し直さないといけないので、手間が掛かりましたからね。

いずれにせよ、この富士通製の物はあまり使いませんでした。 結構高い買い物でしたね。
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次に購入したのが、ソニーの ネットワークウォークマン NW-03 です。 MP3プレイヤーの最大のウリだった超小型化が実現しているのが気に入りました。 メモリー容量は64MBですので、富士通の物と同等ですが、本体のサイズが100円ライター程度になったのが衝撃的でしたねぇ。 連続再生時間も4~5時間あったので、普通の使い方ならまあ1日分は持ちますよね。

ただ、残念なのは採用したデータフォーマットが ATRAC3 だった事。 MP3が使えなかったのです。 車で言えば電気自動車みたいな感じでしょうか? 技術的には素晴らしいのですが、現実には充電スタンドもほとんど無いし、連続走行距離も短いので普通の使い方では使い難いですよね。 今、普通の家庭が現実的な視点でエコカー導入を考えるなら、ハイブリッド車か、プラグイン式のハイブリッド車ですよね。 圧縮音源のスタンダードがMP3の時代に、ATRAC3だけしか対応して無いって・・・。

そして、致命的な問題は、音楽管理ソフトです。 NW-03は、音楽管理のソフトとして OpenMG Jukebox というものを使うのですが、これが非常に使い難い。 その上、著作権管理機能でガチガチに縛ってあるので、他の使いやすそうな音楽ファイル管理ソフトを探してきて、それで音楽データを転送する事も出来ませんでした。 なので、結局この NW-03 も、フルに使い込む・・という程は使いませんでした。

ソニーが一時期ポータブルオーディオ市場で iPod に大きく水を開けられたのは、この著作権管理が厳しすぎたからだ・・という見解が一般的ですよね。 実際、私自身もあんなに使い難いんじゃソニーのポータブルオーディオは、もう買いたく無い・・と思いました。

そんな感じで、「結局、メモリーオーディオって、使えないじゃん・・。」と思った私は、しばらく MD プレイヤーを使っていました。 アップル社が iPod を発売したのも知っていましたが、手を出さずにいました。 そんな中、何かの雑誌で、iPod 用音楽管理ソフトの iTunes が無料でダウンロードして使えることや、その使い勝手が素晴らしい・・との記事を読みました。

そこで、私も早速 iTunes をダウンロードして使ってみたのですが、これが素晴らしい! OpenMG Jukebox とは雲泥の差です。 さすが、マン・マシン・インターフェースの開発力に定評のあるアップル社の開発した物だと思いました。 iPod は持っていませんでしたが、その時から iTunes が私のPC上で常に起動しているソフトの1本になったのは言うまでもありません。 そして、iPod を購入するまで、それほど時間が掛かりませんでした。
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今、アップル社以外の MP3 プレイヤーを買った場合、音楽管理ソフトがどうなっているのか良く知りません。 ですが、今まで使ってきた範囲で言えば、アップル社と他社とでは音楽管理ソフトの位置付けが逆になっている感じがします。 アップル社の場合は、全体の中心に iTunes があって、その周りに iPod や iPhone 等がある感じです。 ちょうど太陽系のイメージ。 一方、他社の製品の場合は、それぞれのプレイヤー本体が中心にあって、音楽管理ソフトは中心にあるプレイヤーをサポーとするおまけ的位置にある感じ。 イメージで言えば、月の表面に沢山のクレーターがありますが、あんな感じ。 個々が勝手に小さな丸を作っている感じです。 アップル社とは全く逆の位置づけです。

現在私は、 iTunes にあまり大きな不満点は感じていません。 もちちろん細かな点では、あります。 ですが、あまり乗り換える気になりません。 アップル社のポータブルオーディオのビジネスの強みは、iPod や iPhone ではなく、iTunes の使い易さだと思います。 プレイヤー本体は、必要な部品を集めてきて組み立てるだけですから、中国などでも簡単に作れると思います。 でも、iTunes の様な仕組みは、一朝一夕では作れないですよね。 しかも、その最も自信のあるiTunesを撒き餌の様にタダで使わせる事で、iPod ユーザーを増やす戦略は実に巧みだと思います。

なので、私はしばらくはまだ iTunes と iPod を使うことになると思います。

ところが、ここにきて強力なライバルが出現してきました。 と言っても、iTunes も iPod もまだ使います。 それに追加して使う感じになると思います。 具体的に言えば、格安の MP3 プレイヤーです。 これなんて、2GBの容量で491円です。 送料込みでも701円。 ディスプレイも無く、操作ボタンも、ボリュームと曲のスキップボタン位しかありません。 外観はオモチャですが、私がスポーツクラブで使っている使い方なら、これでも十分かもしれません。 超格安の iPod Shuffleみたいな感じですね。 これなら、壊れてもそれほど悔しくないです。

普段私は、Podcast でダウンロードしたファイルを運動中に聞いています。 1回聞いたら消去します。 Podcast は、毎日新しい物がアップされますので、特に興味深いテーマ以外は、古いものは残しません。 スポーツクラブに行く前に、その日集めた Podcast を1つのプレイリストに集めます。 クラブに着いたら、プレイリストの1つ目から再生を始め、運動が終わるまで流しっぱなしです。 となると、紛失したり壊れたら悔しい iPod ではなく、単純なMP3プレイヤーでも十分。 何より超小型で軽いのがイイ。

先日の Blog でブルートゥースのヘッドホンが壊れたので、買い直すつもりだ・・と書きましたが、こういった超小型で軽量のMP3プレイヤーがあるなら、ブルートゥースの受信機の代わりに、これを付けても同じだと思いました。 実際、 購入を検討していたソニーの DRC-BT30 は、重量20g。  ワンコインで買えるこちらの物は、重量15gです。 さすがに491円の物は、ちょっとデザイン的に恥ずかしくて首から下げられませんが、普通のデザインの物があれば問題ないですよね。 

という事で、オッサンが使っても恥ずかしくない、格安で超小型のMP3プレイヤーを探してみようと思います。  きっと、この調子で値段が下がり続ければ、100円ショップにMP3プレイヤーが並ぶ日もそう遠くないんでしょうね。


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