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インフルエンザ騒動、来年は・・ [日記]

11月になりましたね。 ハロウィンが終わったと思ったら、お店はもうクリスマスの飾りつけが始まっていますね。 我が家の近所にも、ド派手なイルミネーションの飾りつけをする家があるので、近いうちにどんな様子か見に行ってこようと思ってます。 

さて、この Blog を最初の頃からお読みの方ならご存知の通り、私は例年この時期になると、インフルエンザの予防接種を受けています。 でも、今年は無理ぽいですねぇ。 私は、特に基礎疾患もありませんし、医療従事者でもありません。 高齢者でもありません。 まぁ間違いなくオッサンですけど・・(笑) なので、私が新型インフルエンザの予防接種を希望しても、私に順番が回ってくるのは来年の節分以降って感じですよねぇ。 きっとその頃には、流行のピークが過ぎてしまうか、既に感染してしまうかの、どっちかなんだろうと思っています。
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ちなみに、新型ではなく、毎年流行する通常のインフルエンザのワクチンも、不足してるんですよね。 製造設備が新型用に使われるのだから、当然ですね。 まぁ、通常の季節性インフルエンザのワクチンが豊富にあったとしても、今年は新型インウルエンザの患者が集まっている病院にわざわざ行くのは気が引けます。 予防接種を受けに行って、本物の病気をうつされて帰ってくるといった、マヌケな結果になりそうな気がしてしまって・・・。

それにしても、いつもの年なら 「予防接種なんて効果が無いさ」 とか、「予防接種を受けてもインフルエンザに罹る事もあるから、私は受けない」 とか、場合によっては 「予防接種でインフルエンザに罹った」 なんて、普通じゃ有り得ない話まで聞くのに、今年はどうなってるんでしょうね。 ある意味、ワクチンの奪い合いですよね。

冷静になって考えてみれば、今流行っている新型インフルエンザって、そんなに恐れる必要は無いと思います。 もちろん、帰宅後の手洗いなどは励行してますけどね。 昨日のニュースでは、国内の死者数が51人目となった・・と伝えていました。 また、現在(11月上旬)の国内の累計感染者数は約585万人とすると、致死率は0.00087%になりますよね。

ちなみに、厚労省のHPの情報によれば、毎年流行する季節性のインフルエンザの推定患者数は約1000万人で、死者数は1万人程度なんだそうです。 つまり毎年、国民の7~8%が例年流行るインフルエンザに罹り、そのうちの約0.1%の方が亡くなっている計算になります。

これ、罹患時の致死率を単純に比較すると、例年流行している方が、100倍近く高い計算になります。 むむむ、どうなっているんでしょう? 私の認識にどこか間違いがあるんでしょうか? どなたか、分かりやすく解説してくれませんか? ま、新型は、まだ流行が始まったばかりだから、これから急速に死者数が増えるのかもしれませんが。。。 なお、季節性インフルエンザの場合は、高齢者の致死率が非常に高いみたいなので、年齢層別に比較する必要もありそうですね。 

話をワクチンに戻しましょう。 日本でのワクチンの生産量が少ない事を問題視する人もいますが、そもそも多くの日本人が、普段からインフルエンザの予防接種を受けないから、今回の様な時に十分な量のワクチンを生産する設備が無いんですよね。 製薬会社だって企業である以上、たくさん売れない物を大量に作る余裕はは無い筈です。 ワクチンは生ものである以上、需要の少ない時期に大量生産してストックしておく事もできませんよね。
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今年の冬は生産設備の増強が間に合わないのですから、量が少ないのも、ある程度は仕方ないと思います。 ある意味、昨年まで予防接種を避けてきた日本人の自業自得。 ですが、来年以降はどうなるんでしょうね。 ワクチンメーカーの経営者は、今年の需要増は一時的なものである、と判断するなら、今後も大幅に生産設備を増やす事は無いですよね。 そうなると、来年の今頃も同じような騒ぎが起きる可能性が高いですよね。 

そんな事になれば、マスコミや野党は政府や厚生労働省を追及するのでしょう。 当然政府はワクチンメーカーに増産の依頼をするでしょうね。 でも、製薬会社の経営者としては、設備に投資した資金を回収できる見込みがなければ、投資できませんよね。 まさか1年で回収なんて出来ないでしょうから、少なくとも数年以上は、増強した設備の高い稼働率を求めますよね。

となると、インフルエンザ・ワクチンの接種を事実上国民に義務付けするか、日本人の意識が急に大きく変わり、皆が自主的に予防接種を受けるようにならないと難しいですよね。 あるいは、国が生産されたワクチンは全て買い取り、余った分は廃棄するとか、発展途上国にプレゼントするとか・・・。 そうでもしなければ、ワクチンメーカーは設備の増強を出来ないと思います。

当然、役所はごく稀に発生する予防接種による副作用のリスクを避ける為に、強制接種ではないが強く推奨する・・なんて感じでお茶を濁すんじゃないでしょうか? あ、これは自民党が与党の場合の対応かな。。。 国民の意識が急に大きく変わって、皆が率先して毎年予防接種を受けるようになる可能性も低いですよねぇ。 今の騒ぎが収まれば、きっと元の木阿弥で、ワクチン接種なんか受けない人が多いのではないでしょうか?

今年は、ワクチンの数が足りない以上、医療従事者やリスクの高い人を優先するのは当然だと思います。 ただ、その人達の接種が終わった後の、いわゆる一般の人の接種については、お得意様優先みたいな考え方ってあっても良いんじゃないかなぁ・・・ナドとちょっとだけ思ってしまいます。 毎年、予防接種を受けて、ある意味ワクチンメーカーの経営を支えてきたお得意様なのですからね。。

今回は、弱毒性のインフルエンザなので、命を落とすほど重症化する人の数は比較的少ないですよね。 ですが、これが以前から懸念されている強毒性のH5N1型の鳥インウルエンザだったら、世界中がパニック状態ですよね。 ちなみに、政府の鳥インフルエンザによる日本人想定死者数は64万人(上方修正前)。 64万人の内訳は、全国民の25%にあたる3200万人が感染し、200万人が入院し、感染者の2%にあたる64万人が死亡する・・という事だそうな。 200万人も入院する場所はあるんですかね?

ただ、この数字はあまりに低く見積もりすぎている・・という批判が専門家や海外の研究機関から相次ぎ、見直しているそうですね。 個人的には、政府(官僚?)の予想する数字って、あまり信じてません。 ダム工事などが、実際に工事してみたら、事前の見積りの10倍以上費用が掛かったなんて話もゴロゴロしてますよね。(もしかして、全部?) 64万人を算出した2%の致死率だって、弱毒型のスペイン風邪を元にしているそうです。 厚生労働省のお役人さんは、強毒型と弱毒型の殺傷力の違いが分かってない気がします。 

弱毒型は、肺や喉など呼吸器系がヤバイ状況になるのに対して、強毒型は多臓器不全を起こすチョ~ヤバイ奴でしょ。 香港での感染例で言えば、死亡率33%になりますよね。 症例の数が少なすぎるので、33%の致死率だとは、また言い切れないとは思いますが、いずれにせよ2%と言うのは低すぎる気がしますね。 それに、災害対策のようなものは、想定被害規模に安全率を掛けて、実際の被害が想定した規模よりも悪い方に振れてしまった場合でも、十分に対応できる様に対策を考えるべきですよね。

何はともあれ、新型インフルエンザ騒動のおかげで、きちんと監視を続けるべき鳥インウルエンザへの注意や対応が遅れるのだけは、避けてほしいですね。 それと、今回の騒動で明らかになった、各種問題点(ワクチンの製造能力の低さや病院での受け入れ体制作りなど)への対応を早急にお願いしたいです。 今年の冬、殺傷能力の高い鳥インフルエンザの人から人への流行が始まる可能性だってあるワケですから。




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