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新組閣の感想 [日記]

やっと新しい内閣が発足しましたね。 それにしても長かったです。 最後の最後まで、自公政権はダメダメでしたね。 せめて、衆議院を解散したら、さっさと選挙をして、結果が出たらさっさと国会を召集していれば、選挙に伴う政治空白の期間が2ヶ月近くも続かなかった筈。 自公政権が、国民の生活を守る・・みたいな事を言っていましたが、結局自分達が政権から降りるのを1日でも先延ばししたかっただけ。 そう言われても仕方ないですよね。

ま、個人的には奥さんが金星に行ったとか言っている宇宙人顔のオッサンが総理大臣になるのは、あまり良いとは思ってないです。 でも、今までずぅ~っと与党の中にいた人が総理になるよりは、1万倍はマシだと思っています。 与党にいた人達って、改革する!といつも言うけど、結局悪い流れを変えられなかったのですから。 マイナス1万点よりは、マイナス千点の方がまぁマシ・・・という感覚。

ちなみに、郵政選挙後のここ数年で国民の改革を望む声が高まった・・という人もいますが、個人的にはそうではないと思ってます。 いわゆる郵政選挙の時も、多くの国民はそれまでの政治の流れを変えたいと思っていた筈。 あの時、多くの国民が自民党に投票したのは、それまでの自民党を高く評価したからではなく、小泉氏が、「私が自民党をぶっ壊す!」 と叫んだからですよね。 外から壊すより、中から壊す方が効果は高いし、確実に壊せますから。

4年前、既に多くの国民は、旧来の自民党のスタイルではダメだと思っていた。 良くも悪くも、あの時多くの人は、本気で旧来の自民党型政治をぶっ壊す気があるのは、民主党よりも小泉氏の方だと感じた。 冷静に政策を比較してみたら、小泉氏の政策より民主党の政策の方が改革を推進するものだったのかもしれない。 でも、あの時多くの国民には、自民党をぶっ壊す!と国民の前で叫んだ小泉氏が改革派で、彼の政策に反対する民主党をはじめとする野党が改革反対派に見えていた。 だから多くの人は自民党に投票したのでしょう。 

ところが、小泉氏の任期が切れ、次の安倍総理が選ばれた頃から、旧来のスタイルに戻ってしまった。 旧来のスタイルどころか、教育改革と言いながら、国を愛する心を教育する・・とか言い出し、戦前の軍事大国時代を思い起こさせる教育スタイルを持ち込もうとしたものだから、それ以上に戻っている感覚もあった。 その次の福田首相は、反麻生の派閥連合が急遽担いだ人なので、やる気が全く感じられなかった。 麻生総理は、もしかしたら小泉氏以降の総理の中では一番頑張った人なのかもしれない。 でも経済状況が悪すぎた。 なんと言っても、漢字の読み間違いなど基本的な資質を疑う事が多すぎた。 読み違いが頻発したことで、その発言が自分の言葉ではなく、官僚が作文したものである事もはっきりしてしまった。 つまり、総理が官僚にあやつられた存在である事がはっきりしてしまった。 こうなれば、辞任を求める声が出るのも当然。

もちろん小泉氏のやった事が全て完璧ではなかったと思うし、思ったより失策が多いと思う。 ならば、その失策を修正しながら新しい改革を進めてゆくのが、次の政権の役割の筈。

理想的な政策が、まっすぐ前に進む事とするなら、小泉氏の政策は右斜め前45度くらいの方向に進んでいたのかもしれない。 ならば、次の政策は、左斜め前45度位の方向に進むよう歩みを進めるべきで、間違っても左後方45度の方向、つまり元の位置に歩みを戻す事では無い筈。 もちろん、左に90度進むのも違う。 (ここで言う右とか左と言うのは、いわゆる政治的な右派・左派とは関係ないです。念のため。)

ちなみに、今回の組閣で私が一番気になるポイントは、郵政問題担当大臣です。 郵政民営化に大反対した亀井氏が大臣になるワケで、彼のやる事が、左後方45度や、左90度の方向にならないか心配なのです。 きちんと左前45度の方向に進めてくれるのなら歓迎しますが、どうも彼の発言を聞いていると、私の懸念している方向に持ってゆきたがっているとしか思えません。

本当に多くの国民が望んでいる方向に政策を進めてくれるのならOKなのですが、個人的には彼は勘違いしているようにしか見えません。 そんな事になれば、また改革が遅れるだけなので、よく考えて政策を実行して欲しいものです。 同じように小泉氏の政策に反対と言っても、改革の度合いが甘いから反対という立場と、改革そのものが既得権に反するから反対という2つの立場がある。 ある意味両極端の立場。 なのに、数合わせの関係で国民新党を手を組んだ民主党ってどうなのよ・・・と思うのです。

民主党が参議院での議席数の関係で、他党と連立を組まざるを得ないのは仕方ないのかもしれません。 ですが、その為に連立の主体である民主党まで悪者にされ、次の選挙で自民党政権に後戻り・・・なんて事態だけは避けて欲しいと思ってます。 もちろん、その頃の自民党が生まれ変わった新生自民党なら期待もしますが、現在議員や幹部として自民党に残っているのは旧来系の老人ばかり。 思い切って、60歳以上は全員クビにして、既得権にあまり関係の無い若手(?)だけの集団にでもなれば、自民党も少しは魅力的な党になると思います。


それと、民主党外からの入閣という意味では少子化問題担当大臣の福島氏もそうなんですが、そもそも少子化って問題なんでしょうか? もちろん少子化が永遠に続けば、いつしか国民がいなくなってしまう(国が消える)ワケですから、問題が無いとは言いません。 でも、永遠に少子化が続くなんて事あるんでしょうか? 別に日本人の子供が、宇宙人に捕獲されて絶滅危惧種になっているワケでもないですよね。 イタリアは日本の半分くらいの人口ですけど、イタリア人が日本人の半分しか幸福でないなんて事はないですよね。

少子化が問題なのは、年金制度など様々な政策が、人口増が続く事を前提しているからでは? 今まで前提としていた人口増が続かなくなったから、これだけ年金の世代間格差の問題が出ているワケで、最初から人口は増減する前提で各種政策を考え直せば問題無いんじゃないかと思うのです。 そもそも日本の国土や地球の大きさは有限なのですから、ずっと人口増が続くという事を前提に政策を考えるのはおかしい。 そんな事を前提したら、いずれ破綻して当然。

もちろん今の社会環境が、決して子育てをしやすい環境だとは思わない。 だから、子育てしやすい環境を整える政策には、基本的に賛成です。 でも、少子化問題担当大臣・・・と名前をつけてしまうと、少子化自体が何か大きな社会問題の様に見えてしまうと思います。 問題なのは、少子化そのものではなく、子育てし難い社会環境であり、人口増を前提にした各種政策のあり方だと思いますね。

なにはともあれ、多くの国民は従来の自公路線からの大胆な転換を期待して、投票したのですから、その期待に沿うような政策の実現をお願いしたいですね。
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