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核武装論議 [時事ネタ]

時事ネタその1です。 

時事ネタであって、決して「今日はゲートボール日和だねぇ~」なって言う、爺(ジジ)ネタではありません。 イカン・・。出だしで滑ってしもた・・。

さてマスコミでは、自民党中川政調会長の「日本の核武装の可能性についても論議をするべきだ」との発言について、論議は良い、論議もダメだ・・と騒いでいますね。
また民主党は、麻生外務大臣がこの論議をしても良いという立場を取っている事を問題視しているようですね。

私は今の与党も野党も特に支持しない無党派層のひとりですが、今回の件は中川氏や麻生氏の言う事が一番マトモだと思います。

ビジネスでも政治でも、何かの意思決定をする場合には、可能性のある選択肢を全てリストアップして、それぞれのメリット・デメリットを比較検討しながら決めるのが基本ですよね。 選択肢として選ぶ可能性があるものは、一度全てテーブルに載せるべきで、その段階で制限をもたせてはいけない。 

よく選択肢をリストアップする段階で、メリット・デメリットの検討を同時に行ってリストから外してしまう人がいますが、そうすると話がまとめにくくなってしまいます。 最初の段階では、ブレーンストーミングの要領で、考えられる選択肢を出すだけ出すのがコツだと思います。 そして、考えられる案が出揃ってから、各案のメリット・デメリットを論じ合うようにしないと議論が混乱しやすくなります。

メリット・デメリットを論じ合う際にも、論じ合う前に選択基準を明確にしておくと良いと思います。 絶対に譲れない点、優先すべきこと、譲っても良い点やそれらの基準を論議の参加者全員が共通で持っていると、話がまとめやすくなると思います。

テレビの討論番組などは、これらがゴッチャになって話されているので、いつまでたっても結論が出ないのだと思います。 まぁ、簡単に結論が出てしまっては、テレビとして面白くないので、それはそれでワザとやっているのかもしれませんが・・・。

話を中川氏の発言に戻しましょう。 中川氏がやるべきだと言う議論を認めないのは、「偉大なる将軍様の言う事は絶対に正しいので、それと違う事を考えるのはいけない事だ」と言っているのと全く同じだと思うのです。 つまり発言・議論を控えろ・・と言っている人は、少なくとも将軍様を非難する事はできないと思います。

あらゆる選択肢について様々な議論を重ね、その過程で民意をくみ上げ、それに沿った政策を考える・・というのが中川氏の考え方ですよね。 個人的には、この中川氏、政治家には珍しく国民の方を向いている人だと思っています。 マトモですよね。

一方、自民党の二階国対委員長の「核議論は自粛すべきだ」との発言は、国民の方を向くこと無く、国会を無難に乗り切るという現在の自分の立場しか考えてない発言の様に感じます。  自民党の代表が、国会で直接発言できるのは、国民の支持という基盤があっての事だという事を忘れているように思います。 役人が税金を国民から集めて配分されたものだという事を忘れ、獲得したものは自分の物だと思ってしまうのと同じです。 本質を忘れています。

民主党も、鳩山幹事長が、核保有論議を容認する麻生太郎外相の罷免を求める、というトンチンカンな事を言っている様では、国民からソッポを向けられるのも仕方ないと思います。 与党を追及すべき点は、そこじゃないと思うんですよねぇ。 追求するポイントがずれていると、国民から飽きられるのは、永田ニセメール事件で学んだと思うんですが・・・。 

いまだに党の幹事長がこんなレベルでは民主党も期待できないなぁ・・というのが、大方の国民の見方なんではないでしょうか。 与党も本当に国民の方を向いているのなら、中川政調会長を擁護する発言がもっと出てきても良いハズだと思うんです。

与党も民主党もダメダメなので、他の小さな政党に目を向けてみても、こちらもトンチンカンな発言ばかり。 野党は与党のやっている事を全て否定する事から始めるから、どうも言ってることがヘンになってしまうんじゃないでしょうか? 

ゼロベースで国民の安全と幸せをちゃんと考えてくれる政党ってないんですかね・・・。


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