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連動して発生する巨大地震 [読んだ本]

今読んでいる本が、これ。↓

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タイミングが良いのか・悪いのか分かりませんが、関東付近で5月8日の未明に、ちょっと大きい地震がありましたよね。 我が家もちょっと揺れました。 なんか、徐々に大きくなってゆく不思議な揺れ方でした。 細かくガタガタと揺れるのではなく、もう少し周期が長いゆっくりした、ゆらゆらとした感じに近かった気がします。

昨日テレビを見ていたら、地震速報が間に合わなかった事に多くの国民が怒っている・・と言っていました。 本当に多くの国民が怒っているんですかね? 私は、全く怒ってないんですけど・・・。 もちろん、速報が間に合わなかったのは、残念ですけど、だからって怒るものでもないと思います。

地震速報って、起こってしまった事故・災害による被害をできる限り減らすための装置という意味では、クルマのエアバックと同様の位置づけの物ですよね。 エアバックだって、開発された初期の頃は、車が何かに衝突しても、衝突の仕方によっては開かない場合もありました。 それを、徐々に精度を上げてきて、現在のレベルに持ってきたワケですよね。

地震速報だって、最初から完璧に作動する事を期待するのは無理というもの。 最初は過剰に期待せず、上手く作動したら儲けもん・・くらいに考えておくのが良いのでは、と思います。 それに、直下型の地震の場合は、初期微動と本振がほとんど同時に始まるわけで、仕組み的に役に立たないですからね。 地震速報があるから安心・・なんて思っていたら、とんでもない間違いですよね。

ちなみに、5月8日の地震の規模を調べてみたら、マグニチュード6.7でした。 新潟の中越地震のマグニチュードが6.8ですから、地震そのものの規模は、まぁ似たような大きさだったのですね。 なお、阪神淡路地震の方は、マグニチュード7.3なので、ちょっと大きくなりますね。 

あ、それと地震のマグニチュードって、数字が大きくなれば地震の規模が大きくなるのは、誰でもご存知だと思いますが、マグニチュードが1違うと、どれだけエネルギーの大きさが違うかご存知ですか? 1違うと、エネルギー量は32倍違うんです。 つまり、マグニチュード5と7では、2違うので、32x32=1024 となり、約千倍の差です。

なお、マグニチュード別に地震を分類すると、以下のようになるそうです。

  M7以上   大地震
  M8以上   巨大地震
  M9以上   超巨大地震

2004年に発生したスマトラ沖地震がM9.2で、1960年に起きたチリ地震はM9.4だったそう。 とてつもないエネルギーですね。 なお、マグニチュードが1上がると、発生頻度は10分の1になるそうです。 つまり、2下がれば100分の1。 と言う事は、M5以下は、ごくありふれた地震と考えて良いんじゃないですか。

よく、”XXで地震を予知していました。その証拠にXXで地震がありました。” などと言う人がいますよね。 でも、調べてみると、それがマグニチュード4クラスの場合だったりする時もあります。 これ、”XX予知方によれば、明日以降数日以内に東京で交通事故が起きます。” と言っているレベルとそう違わない気がしています。 やはり、予知するならM6~7クラス以上をそれなりの精度で当ててくれないと、ちょっと信じられないですね。

あ、それと、防災科学技術研究所地震ハザードステーションは、なかなか興味深いです。 30年以内に震度6弱以上の地震に見舞われる確率分布や断層の場所などが、地図で見れます。 東海地方から、四国の太平洋側の確率が高いのは、容易に想像できますが、意外な場所で北海道の一部も危ないんですね。 そういや、このあたりでも、時々地震が起きていますよね。

地図をいろいろ操作していると、自分の住んでいる地域等の様子がいろいろと分かって、興味深いです。 我が家のある神奈川県も結構ヤバイっすね・・・。 我が家のある地域は、30年以内に震度6弱の地震にあう確率は11~17%位だそうです。 震度5弱になると98~99%だそうな。 むむむむ。

 


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