SSブログ

ネットでラジオが聴ける [日記]

ネットでラジオが聞けるようになった・・というので、さっそくウチでも聴いてみました。 なかなかイイ感じです。
smiley-music005.gif

ウチの場合、FM放送は、ケーブルテレビの回線を通じて受信しているので、アンテナを立てなくてもきれいな音で聞く事ができています。 でも、この回線で送られてくるラジオ番組は、FMだけでAM放送は送られていません。 AM放送をきれいな音で聴くには、直径15センチ程度のループアンテナを窓際に立てるなどする必要がありました。

ただラジオ受信機(ステレオ)が設置されている場所は、窓際ではないので、部屋の中をアンテナケーブルが引き回されるので、ちょっと邪魔になります。 更にケーブルに触れてしまい、アンテナの向きや立っている場所がちょっとズレると、音質が大きく変わったりノイズが乗るので、事実上家の中ではAM放送は聴いていませんでした。 マンション住まいの方の中には、同じような方が結構いるんじゃないでしょうか?

そんな中、ネット経由でラジオ放送が聞けるようになる・・という記事を見つけて、楽しみに待っていたのです。 ラジオが聞けるサイトは、radiko.jp という所です。 ラジオ(らじ男) に対して、ラジコ(らじ子) という、ひねりも何も無い安易なネーミングです。(笑) 

AM放送、つまり振幅変調方式の放送は、FM放送 (周波数変調方式) に比べ、 受信ができても原理上様々なノイズが乗りやすいものですが、ネット経由の場合、放送局で信号をエンコードして送ってくるので、ノイズが乗りません。 ただ、エンコードする際のビットレートが少々低いのか、FM放送の番組に比べれば若干音質が落ちる気がします。 それでもザーッといったノイズが全く乗らないので、非常に聞きやすいです。 これがAM放送なのか・・と耳を疑いたくなります。
smiley-music038.gif

それと、非常に珍しいラジオ日経が聞けるのも、ラジコの良いところですね。 ラジオ日経の番組は、投資関係者向けと、競馬ファン向けの番組がメインで、普通のおしゃべり番組や、音楽関係の番組はほとんどありません。 それに、そもそもラジオ日経は短波放送なので、短波放送用の受信機が必要です。 普通のオーディオセットやラジカセ (懐かしい) などには、AM・FM放送の受信機しかついていませんので、中には 「は? 短波放送って何?」 なんて人もいるかもしれませんね。

ちなみに、私が小中学生の頃の話ですが、ソニーのスカイセンサーというラジオがブームになった事がありました。 スカイセンサーは、普通のラジオと違い、短波放送も受信できたのです。 短波放送の電波は、地面と電離層の間で反射を繰り返すため、遠くまで電波が届き、原理的には地球の裏側の放送局の電波も受信できるのが特長です。 当時の一部の人 (オタクの元祖? 笑) は、このスカイセンサーを使って、北海道で東京の放送を受信した・・なんて感じの事を皆で競っていたワケです。 受信した証として、遠隔地の放送局から ベリカード を送ってもらい、それを集めるのを趣味としていた人も多かったと思います。

私も、当時このスカイセンサーが欲しくて欲しくてたまらなかったのですが、小~中学生のお小遣いでは買う事ができませんでした。 雑誌の記事で、海外の放送局のベリカードを手に入れました・・なぁんて体験記を読み、羨ましく思うだけでしたねぇ。

あ、ちなみに radiko 経由でのラジオ放送ですが、聴取可能な地域の制限があります。 現在は、首都圏向けの放送が、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で、大阪圏向けの放送は、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県からのアクセスになります。 (詳細は、Q&Aのページを参照願います) これ、一応ネット配信を始めたタテマエ上の理由が、ラジオ放送の電波がビルの影響などでうまく受信できない人達のためにネット経由で配信・・という事になっているからの様ですね。 指定地域からのアクセスかどうかは、アクセス元のIPアドレスなどから、判別してるんでしょうね。 って事は、地域外からでも、間にプロキシ・サーバ等を上手く挟めばアクセスできるのかな? そのうち誰かが、対象地域外からのアクセス方法を見つけそうですね。

いずれにせよ、そんな面倒なものはハズしてしまった方がシステムがシンプルで済む上、世界中どこからでもアクセスできて便利なのに・・・と思います。 海外に住んでる日本人も沢山いると思いますし、日本の生の姿を海外の人に紹介する上でも、有効な手段だと思うんですけどねぇ。 まぁ、著作権などの権利関係でグダグダしてるんでしょうね。 詳しくは知りませんが、アーティストよりも、権利団体などが既得権を侵害される・・と抵抗している様な気がしてます。

もし、天下りした元官僚に高額の退職金を払う為に、著作権の管理団体の既得権を必死で守ってる・・なんて話だったら、国民が黙ってませんからね。(怒) いずれにせよ、今年8月末までの試験配信が終わり、その後本配信になった時、せめて日本全国どこからでもアクセスOK・・なんて感じになるとイイですよね。

それと、首都圏の放送について言えば、聴ける放送局がまだ一部の局だけなのがチト残念です。 FM局で言えば、FM横浜Nack5(埼玉)、BayFM(千葉) なども聴けると嬉しいです。 もちろんNHKも聴きたいです。 さらに贅沢を言えば、各地の コミュニティFM放送 なども聴けるともっと嬉しいです。

まぁ、とりあえず一部のコミュニティFM局の放送は、こちらで聴けるので贅沢は言いませんが・・・。 ちなみに、石垣島(沖縄)のコミュニティFM局 FMいしがき 発のニュースでは、今年の海開きの日程が3月21日に決まった・・・なんて言っていました。 すげ~ さすが石垣島ですね。 あと、全く関係ないのですが、GoogleMap のストリートビューは、石垣島も対応してるんですね。 チトびっくりです。


大きな地図で見る

何はともあれ、ラジオ界もやっとネットと放送の融合に向けて重い腰を上げ始めた・・という感じですね。 放送業界の方は、ネットに対して危機感を持っている様ですが、ネットの広がりは防ぎようが無いですよね。 それに、ラジオは特にネットと相性が良いと思うんです。 何故なら、テレビはどうしても視線をそちらに向けなければなりませんが、ラジオは絵が無いので、PCなどで作業をしながら聴くのに向いているからです。 実際、今この記事を書いている時も、radiko でラジオを聴きながら書いています。 ネットの広がりを押さえる事が出来ないのなら、うまくそれを取り込んだほうが賢いですよね。

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。