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東急ストアがネットスーパーをはじめた [日記]

東急の沿線に住んでいる方ならお馴染みの、東急ストアが9月30日からネットスーパーを始めるみたいですね。 当初は横浜市青葉区、都筑区、緑区の一部と川崎市高津区、宮前区の一部から始め、序々にエリアを広げる予定だそうな。 我が家も配達エリア内にあるので、さっそくHPを見てみました。 オープン記念の特典もあるようです。

HPを見た最初の印象は、あれ・・品揃えが少ないかな・・と思いましたが、よく見ればカテゴリ別に分類されているせいの様です。 店舗で見かける商品の種類を頭に思い浮かべながらHPを見れば、まぁ同程度の種類は揃っている印象。 品揃えが悪いかな・・と思った原因のひとつは、分類がうまくないからだと思います。

例えばハム。 店舗でスライスしてパックしている物は、精肉のカテゴリ内に分類されていますが、メーカーでパックした物はデイリー品に分類されています。 精肉のカテゴリ内を探しても、デイリー品のカテゴリを探しても、最終的には同じ品物にたどり着けるようになっていると、便利だとおもいますね。

同じような使い難さは、野菜でもあります。 普通に考えれば、人参と大根はどちらも根菜類なので、同じ分類に入ると思うのですが、実際には別の分類になってます。 また、レタスとキャベツも別分類です。 最初、レタスがサラダ野菜に分類されているので、キャベツも一緒かな~と思って、そこを探したのですが見つかりませんでした。 別に葉物野菜という分類があったので、そこに入っているかと思えば、そこにも無し。 結局キャベツは、煮物炒め物の中にありました。 確かにキャベツは、煮たり炒めたりして食べる場合が一番多いのかもしれません。 でも、千切りにしてトンカツの妻にしたり、サラダっぽくして食べる時だってありますよね。

1つの野菜でも、いろんな食べ方がある以上、ひとつの分類の中に押し込めてしまうのではなく、いろいろなルートからたどり着けると便利だと思いますね。 まぁ、そんな事は分かっているけど、データを更新するシステムが複雑になってしまうんですかねぇ。 手作業でシステムのメンテをしているのなら大変だと思いますが、そこそこのコンテンツ量があるHPを運営しているのなら、コンテンツマネジメントシステムを使ってますよねぇ。
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あと、まだ、実際の注文受付が始まっていないので、お肉をXXg買いたいな・・なんて思った時は、どうオーダーするのかよく分かりません。 まぁ多分50gとか、100gごとにプルダウンメニューが出てきて、その中から選ぶんでしょうね。 リアルな店舗で買う時も、多少の多い・少ないはあっても、売り場に並んでいるパックの中から自分の希望するサイズに一番近い物を買うしかないのですからね。

それ以外にも分かり難いな・・と思ったのは、品物によってはオーダーできる最小単位と写真のイメージが違うこと。 よく見れば、キュウリは1本でXX円とか書いてありますが、うっかりすると写真のイメージの分量でその値段なのかと勘違いする人も出てきそうな気がします。 勘違いする方が悪いと言われればそうなのかもしれないけど、真に顧客の事を考えているのなら、その様な間違いの原因になるものは極力排除する筈。 

さらに野菜や果物によっては、大きさに結構ばらつきのある物ってありますよね。 トマトなんか大きめの物と小ぶりの物では倍近くサイズに違いがあるのでは? これで、1個XX円といわれてもねぇ・・。

あと、普段お肉などを買うとき、グラム数で量をイメージしてませんよね。 目の前のパックに入っている量を目で見て多いか少ないか判断してますよね。 なので、オーダーする時、例えば200gを選択したら、自動的に200g分の肉の写真が出てくると、使いやすいと思います。 あるいは、オーダーできるグラム数ごとの写真があると分かりやすいと思います。

あと、気になるのは、いわゆるチラシに掲載される特売品の扱いです。 ”9月30日は大根1本78円!” みたいな感じで売られていますが、ネットでの価格がどうなるのか気になりますよね。 当然9月30日にオーダーした場合には、ネットで買う場合も同じ値段にしてもらいたい。 ちなみに、東急ストアは、同じ東急ストアでも、チラシをよく見ると同じ商品でも店舗ごとに値段が違う場合があります。 わずか数百メートル離れただけの店同士でも。 これが、どの価格に合わせられるのか気になりますね。

で、最終的に我が家で、このネットスーパーを利用するか?、と聞かれれば、多分利用しません。 ヤバーイ病気が大流行していて、外出するのは命がけ・・なんて時には利用するでしょうが、普段は利用しません。 理由は、品物の値段がいつも買っている価格よりちょっと割高な印象な上に、配送料が別途掛かるので最終的に支払う料金が結構高くなると感じだからです。

配送料を無料にするには、5千円以上買わなければなりませんが、我が家の場合大家族でもないので、そんなに一度に買う物がありません。 昔の様にどのスーパーも夜7時とか7時半には閉店していた様な時代 (いつの話だ。(笑)) なら、利用する可能性も考えられますが、今はどの店も結構遅くまで営業してますよね。 我が家から車で10分以内の範囲に24時間営業の店も数店ありますから、緊急に必要な物があったらそこへ行きます。 もちろんコンビニも近くにあるし。

結局、このスーパーを利用するのは、なんらかの理由で店まで足を運ぶのが大変な人達なんでしょうね。 車の運転をやめたお年寄りだけの世帯とか、介護を必要とする人や幼児がいて、元気な人がいても外出し難い世帯とか。 長期的にみれば、1世帯あたりの人数が減少傾向にあり、社会全体が高齢化する傾向があるので、面白いビジネスに発展する可能性はあると思います。

例えば購入した品物のリストが、自動的にネット上の家計簿ソフトに入力されたりしたら便利ですよね。 家計簿が続かない最大の理由は、多分記入するのが面倒だからですよね。 ならば、それを自動で入力できれば、続けられると思うんです。 データそのものはコンピュータ内に有るのですから、家計簿ソフトに転送するのは難しい話ではありませんよね。

ただし、家計簿となると、当然ながら他店で買った物のデータも入らなければ意味が無いです。 そして、その入力もそれなりに簡単でないと使い難い。 このあたりは、例えば携帯電話等でバーコードを読み込ませると、品名を自動的に引っ張ってくるシステムを提供できればかなり負担は軽減されるのではないでしょうか? さすがに、値段は手入力になるでしょうけど・・・。

ただし、当然ながら家計簿に品名と購入金額が記録されると、どの店で買うのが一番お得なのか一目瞭然なので、何らかの付加価値が別に無い限り、基本的には地域最安値を目指さねばならない筈です。 東急ストアは地域最安値を宣言はしていませんが、この地域には複数の地域最安値を目指す店がある以上、彼らも最終的には同じ方向を目指す事になるのではないか・・と思っています。 逆に言えば、既に事実上地域最安値を実現できている店が、ネットスーパーを始めたら、まさに鬼に金棒状態になるのではないでしょうか?

また、ネットスーパー側の工夫だけでなく、利用する側も、鍵付きで保冷機能付きの宅配受け取り用のBOXを準備できると、もっと効率的に利用できそうですね。 仕事が忙しくて、朝早くから深夜まで働いている人などは、こういった物が無いと受け取り難いでしょうから。 あるいは、グループ内にコンビニを持つ7&Yやイオンなどは、それをうまく生かした機動力の高いネットスーパーなども構築できるんではないでしょうか?

ネットスーパーは、スーパーという枠にとらわれず、日常生活を様々な観点から助けてくれる、エージェントやコンセルジュの様な存在になれれば、お客さんが長い間付き合ってくれ存在になれるんじゃないかな・・と思っています。

 


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