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つまらない最近の選挙速報番組 [日記]

いよいよ衆議院選挙の投票日が近づいてまいりましたね。

ところで、最近のテレビの選挙速報番組って全然面白くないと思いませんか?
何がツマラナイって、開票が始まった直後に当確情報が発せられてしまうからです。 投票締め切り時間になり、さぁ開票が始まった・・という段階で、XX党のXXさんが当確・・なんて画面に出ると、興ざめしちゃうんですよね。 どう考えたって、開票率0%の段階です。 多くの投票所が、まだ投票箱の鍵を開けてない段階と思われる瞬間に。

まぁ、出口調査や事前の世論調査などで ほぼ 間違い無いんでしょうけどね。。。 
ここでほぼ・・と書いたのは、

 時々間違える!! から。

全く酷い話ですよね。 当落を間違えるなんて、本人や支援者にとっては、冗談じゃない話。 そういえば、こんな ニュース も流れていました。 総務省も、懸念してるようですね。 個人的には、この件に関しては、民放連より総務省の主張の方が正しいと思っています。 私が役所の肩を持つなんて珍しい・・。(笑)
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開票が始まった時点で当確情報が出てしまうのって、ちょど誕生日のお祝いのパーティで、パーティが始まった時に、参加者が持参したプレゼントが開封したままテーブルの上に置かれている様なもの。 こういったパーティは、乾杯で始まって、参加者が美味しい物を食べながらワイワイ話をして、盛り上がってきたところで、ではプレゼントを~・・という流れが一番楽しいですよね。

主役だって、包装を開けるまで何がもらえるか分からないから、ワクワクドキドキしてるんであって、プレゼントされる物が事前に見えていたらツマラナイですよね。 選挙はパーティじゃないんだから・・と言われれば、その通りなんですけど、これを感じてる人って多いんじゃないでしょうか。 それに、政党は英語で言えば Political Party ・・・って、それは関係ないか。(笑)

なぜか普段のテレビ番組では、実はたいした事ないのに、「衝撃の結果はCMの後で・・。」なんて感じで、無駄に番組を引っ張っているのに、選挙では逆に早め早めに結果を出そうとしますよね。 どうせ、深夜にはほとんどの開票が済んで、翌朝には正式な結果が出ているのですから、それまでの数時間を国民全体でワクワクドキドキの時間帯として過ごしても良いと思うんですよねぇ。 なんか、番組の作り方に疑問を感じてしまいます。

結局、ほとんどの放送局が一斉に選挙速報を流すから、他局より1秒でも早く当確情報を流せ・・という競争になってしまい、今のようなツマラナイ番組になってしまうんだと思います。 選挙速報番組の宣伝で、「どこよりも速く当選情報、開票速報をお伝えします・・。」なんて言ってるテレビ局がありますが、考え方を変えたほうがいいです。 結局それは、フライング情報なんだから。

野球で9回裏2アウトで8点差あるから・・と、最終決着がつく前に、XXが勝ちです・・と、予想した結果をフライングで流しませんよね。 まぁ、現実にはほぼ勝敗の結果は決まってしまった・・と、思われても、まだ逆転の可能性がゼロで無い以上、フライングで勝敗が決まったような報道の仕方はしない筈。 それと同じだと思うんです。

速報で伝えるのなら、各開票所の実際の開票状況、つまり総投票数が何票で、開票率がXX%で、各候補の得票数が何票か・・という所まで十分です。 強いて言えば、未開票の部分は、どの地区の分が多く、その地区では誰が比較的強い・・という情報くらいまでで良いです。 あとは、各選挙事務所の人や視聴者が、自分の判断で予想するから面白いのですよね。 水泳などで、この選手は後半の追い上げが凄いから、現在は2位でもゴール直前で逆転して1位になれるかも・・と思って見ているから、ワクワクドキドキするワケです。 レース途中なのに、テレビ解説者が 「ハイ。XX選手の追い上げがあるので、XX選手の勝利が確定しました。」 などと発言して、関係者のインタビューを放送してしまったら、興ざめなのと同じこと。 もし、そんな放送をしたら、たとえ結果が解説者の言う通りであっても、非難されますよね。

変な話、開票番組がワクワクドキドキするような番組なら、有権者も参加意識が高まって、少しは投票率アップにもつながるんじゃないでしょうか? 最近の選挙速報がツマラナイから、選挙に行かないという人がどれだけいるか分かりませんが、少なくとも面白いほうが、マイナスにはなりませんよね。

選挙速報に関しては、オリンピックやサッカーの国際試合の中継の様に、放送権料を選挙管理委員会へ支払う様にすれば面白いのかもしれません。 そうすれば、全ての放送局が同じような番組を垂れ流したり、開票直後の当確発表なんて無くなるんでは? もし入札で放送権を手に入れられる放送局が1社になれば、同時間帯に選挙速報を流す他局が無くなり、開票率ゼロ時点での当確情報を流す必要も無くなりますよね。

開票速報の放送権を入札するようにすれば、選挙にかかるコストも少しは減らせます。 まぁ、地域によっては、放送権を得られたキー局の系列局が無いかもしれませんので、実際にはNHKと民放1社・・なんて感じになるのかもしれません。 それでも双方が開票率80%を超えるまでは出口調査による当確情報は流さない・・なんて感じで話し合いはできますよね。 開票されてない残り票が、全てある候補者への投票であっても、結局追いつかない所まで差がついたのなら、当選宣言をしても構わないと思います。 とにかく、今の選挙速報は当確情報が早すぎて、ツマラさ過ぎます。

という事で、個人的には、当日投票した後、出口調査の調査員に、誰・どこに投票したかを聞かれたら、実際に投票した人・政党ではなく、絶対に投票しない人や政党の名前を言おうと思ってます。(笑) 多くの人が、そういった答え方をしたら、出口調査の結果が信用できなくなるので、それをやろうとする放送局が減るんじゃないかと思うからです。
今の選挙速報のあり方に疑問を感じている者の、ささやかな抵抗です。
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あ、良い子はマネしないでね。(笑)

   
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