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冒険好き遺伝子 [日記]

テレビをなんとなく見ていたら、アメリカ人の冒険映像が流れていました。 スキーやスノーボードで崖から飛び降りたり、バイクで人が何人も並ぶ上を飛び越えたり・・・。 皆さんも、見た事ありますよね。 で、こういった危険な行為を好むのは、一般的にアメリカ人に多い気がしますよね。 少なくとも私は、日本人がアメリカ人以上に冒険好きだとは、あまり思いません。

実は、この映像を見ながら、以前どこか(Podcast?、テレビ?、サイエンスカフェ?)で、人間には冒険好きになる遺伝子がある、という話を聞いた事を思い出しました。 その話を聞いた時には、他にも特徴的な遺伝子の紹介をされていたので、へぇ~位にしか思っていませんでした。 でも、考えてみれば、アメリカの歴史を考えれば、納得できる話ですね。

現在の多くのアメリカ人の先祖は、ここ200年ほどの間にアメリカへ移住してきた人達。 最近移住した人は別としても、最初の頃移住した人は、それなりに危険があったはず。 200年前に船でヨーロッパから大西洋を渡り、単なる荒地のアメリカ大陸でゼロから国造りをするワケですから、それなりに大変な事になるのは、簡単に想像できたと思います。 そして海を渡る前には、どうするか悩んだはず。 住み慣れた地にとどまるのか、多少危険でも新天地での成功を目指すのか・・・・と。
BOARDing.GIF

そして、結局新天地での生活を選択した人がアメリカに集まったワケですよね。 という事は、現在のアメリカ人は、その人達の子孫なのですから、冒険的な事を好む遺伝子をもった人の比率が高いって事なんじゃないでしょうか? 人類全体の中で、冒険好きの遺伝子をもつ人の比率がどの程度なのか知りませんが、少なくともアメリカ人は人類全体の比率と比べて高そうな気がします。

そして、よく言われる、日本とアメリカの大学生の就職先の違いにも影響しているのかも。 日本では、大学を卒業した優秀な学生達は、安定志向の大企業ばかり入社試験をを受けるのに対し、アメリカではスタートアップ企業に入社する人も多い・・と言いますよね。 実はこれ、冒険好き遺伝子も関係あるのかもしれませんね。

さらに、起業する際には、なんらかの資金が必要ですが、アメリカでは、そういったある意味危険な会社(倒産の可能性が高いという意味で)に資金が集まるのも、冒険遺伝子を持つ人の比率の違いが反映されているのかもしれません。

今の私には、調べる手段がありませんが、もしアメリカのベンチャー企業に就職した人や、そういた企業に資金提供しているベンチャーキャピタリストなどの遺伝子を調べられたら、面白そうな気がしています。 同時にアメリカ全体で、このタイプの遺伝子を持つ人が、どの程度いるのか調べてみたいです。 そして、同じことを日本でもやってみたら、案外面白い結果が出るのかもしれません。

ちなみに、調査で冒険好き遺伝子を持つ人の比率、アメリカ人:70%、日本人10%なんて感じで出れば、社会のありかたも少しは考え直した方が良いのかも・・なんて思います。 もちろん、この遺伝子ひとつで全てを語れるワケではありませんが、社会を構成するメンバーの気質が明らかに違うのなら、ミニ・アメリカ型の社会を目指すというのは、少し考え直した方が良いのでは・・・とも思うワケです。 社会の仕組みとして、冒険的なものを受け入れる制度を充実させても、誰も挑戦しなければ意味がありませんから。 もちろん、少数派を排除するような仕組みであってはならないとは思いますけどね。

病気の治療に遺伝子を応用する事は、誰でも考えていると思いますが、将来どういった社会を作るかと言うビジョンの描き方にも影響を与えるとしたら、いろんな意味で興味深いなぁ・・と思います。 まぁ、今の政治家に、どれだけビジョンを持って政治をしている人がいるのか、少々疑問ではあるのですけど・・・。(苦笑)


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